ぎっくり腰の対処

ぎっくり腰になってしまったら

ぎっくり腰になってしまったら

ぎっくり腰になってしまったらどうしたらいいのでしょうか。
今回は、ぎっくり腰になってしまった時の対処についてお話しします。

まず横になる

立った状態や背中を立てた状態だと常に重力が上からかかっているので腰に負担が掛かり続けてしまいます。
身体を横にすれば重力は身体に均等にかかるのでフラットな状態となり腰の負担が軽減されます。
この状態で腰を丸めて膝を曲げる姿勢がいいですが基本的には横になって痛みの軽減される姿勢になるのが一番です。

外出中や横になれない場所でなってしまった場合
どこか座れる場所を探しましょう。
座った状態で痛みが少しでも減る姿勢を探します。

または、タクシーなどで自宅に戻ることをお勧めします。
タクシーの中では横になっていましょう。

冷やすもしくは温める

2~3分くらい温めます。痛みが減ってきたり楽になってきた場合は引き続き温めてください。
嫌な感じが出たり、痛みが増して来たらすぐにやめて冷やしてください。

温めるにしろ冷やすにしろポイントは

  • まず5分間温めるもしくは冷やします
  • 5分経ったら、今度は10分間温めたり冷やしたりすることをやめてそのままにする
  • 10分経ったら、また5分間温めるもしくは冷やします

これを繰り返します。

ずっと温め続けたり冷やし続けると身体が過剰に反応して逆効果になりやすいです。
その為温めた時間の倍の時間は常温でキープする必要があります。
めんどくさいですがこれが一番早くよくなります。

昔はぎっくり腰は筋肉の炎症といわれていたので温めることはNGで必ず冷やすべきといわれてきましたが
現在は血流をよくすることで痛みの物質を流して痛みを軽減させることができるという説もあり
一概に冷やすべきとは言いづらいです。

ただし、温めると炎症だった場合には悪化する可能性もあります。
冷やすと悪化はしませんが回復は遅いです。
判断は難しいですが温めたときの自分の感覚を信じて大丈夫だと考えます。
少しでも嫌な感じがした場合には無理せず冷やしてくださいね。

無理のない範囲で動く

その後はある程度痛みが引くまではできるだけ安静にするのがいいです。
痛みの度合によりますが、動ける場合は無理しない範囲で動く方が回復が早まります。
動けないほどであれば大体2、3日程すれば痛みはピークと比べて落ち着いてくると思うので
そうしたら無理のない範囲で動きましょう。

痛みが落ち着いてくるとはいっても個人差があり、動けるけれど痛みはかなりある状態の場合もありますので無理は禁物です。

また、どうしても動かなくてはいけない場合はコルセットを使いましょう。
コルセットもやわらかいものではなくて骨盤をしっかり締め付けて固定してくれるものがいいです。

その後のケア

日常生活ではできるだけ腰に負担の掛かる姿勢はしないようにしてください。
例えば、

  • 起き上がる際には一度横向きになって腕を使って身体を起こす。
  • 動く前に頭の中で動きをイメージしてから動く。

などがあります。
また、痛みによって固まった筋肉をほぐしたりすることも大切です。
ぎっくり腰は癖になりやすいので再発しないケアが大切になってきます。

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