腰痛とは

腰痛とは

腰痛とは?

腰痛とはなんでしょうか。

簡単にいうと”腰にでる痛み”です。

ただし腰と一言でいっても人によって腰といわれてイメージする範囲は違います。
ということでここでいう腰とは”一番下の肋骨とお尻の下までの間”のことを言ってます。

骨格で見る腰痛の範囲
腰痛の範囲は赤線で囲ったあたりになります。
実際の腰痛の範囲
実際には大体ですが赤線で囲ったあたりになります。

また、腰だけではなく背中にまででる痛みを腰背部痛といいます。
腰と背中の痛みという事ですね。

腰痛の種類

腰痛は痛みの期間によって大きく3つに分けられます。

痛みが出てから

  • 4週間未満の場合を急性腰痛(ぎっくり腰)
  • 4週間以上3カ月未満の場合を亜急性腰痛
  • 3ヵ月以上の場合を慢性腰痛

といいます。

それぞれの状態を見ていきますね。

急性腰痛(ぎっくり腰)

一般的にぎっくり腰といわれる状態で、突然腰に痛みがでます。
重いものを持ったり、くしゃみをしたりといった腰に負担の掛かる動作直後に起こることが多いです。
痛みの度合は動けないほどの痛みの場合から痛みはあるけれど動ける場合まであります。

原因も様々で原因を特定できる腰痛特定できない腰痛があります。
特定できる腰痛の原因になりえるのは

分類原因となる病気や疾患
整形外科系腰椎椎間板ヘルニア腰部脊柱管狭窄症脊椎外傷
脊椎分離すべり症脊椎変形すべり症脊椎腫瘍
脊椎変形脊椎感染症代謝性骨疾患
炎症性疾患脊髄腫瘍脊椎靭帯硬化症
腎・泌尿器系腎結石尿路結石腎盂腎炎
婦人科系子宮内膜症子宮筋腫妊娠
消化器系腹膜炎後腹膜種瘤腹膜内臓器疾患
循環器系腹部大動脈瘤解離性大動脈瘤
精神神経系うつ病神経症

 

などです。

また、病院で原因を特定できる場合が約15%、特定できない場合が約85%といわれています。

腰の痛みはこういった重大な病気のアラームの可能性がありますので病院での検査をお勧めします。
もし病院の検査で異常が見つからない場合は筋肉や関節、もしくは心因性が原因の可能性も考えられます。

この時期は痛みの出る動きはできるだけ控えましょう。

急性腰痛になってしまった場合はこちらの記事を参考にしてください。

関連記事

ぎっくり腰になってしまったらぎっくり腰になってしまったらどうしたらいいのでしょうか。今回は、ぎっくり腰になってしまった時の対処についてお話しします。まず横になる立った状態や背中を立てた状態だと常に重力が上からかかっているので[…]

ぎっくり腰の対処

亜急性腰痛

まず、急性腰痛の原因によって対処や状態が変わってきます。
病院で原因が特定できて重大な病気だった場合はその病気の治療に入る必要がありますので亜急性腰痛からは除外します。
ここでは病院で原因が特定できなかった場合の対処となります。

人によって様々ですが急性腰痛を超えて痛みが軽くなっている場合が多いです。
ただし、動きや姿勢によって痛みや違和感などが残っていたり急性腰痛の時ほどではないですが痛みがつねに出ている場合もあります。

急性腰痛の原因が特定できなかったという事は筋肉や関節が固まって痛みが出ている可能性が高いです。
さらに急性腰痛の時には安静にする必要があったので筋肉や関節が固くなっています。
その為、少しずつストレッチや運動療法、マッサージや整体などで筋肉や関節がスムーズに動くようにしていくことが大切です。

亜急性腰痛の段階での対処をしっかりすることでその後に慢性腰痛になっていくかどうかが変わってきます。

という事で亜急性腰痛の場合、お医者さんや信頼できる整体師さん、マッサージ師さん、柔道整復師さん、トレーナーさんなどに相談してみましょう。

慢性腰痛

亜急性腰痛を超えて痛みが続いている場合もしくはほとんど痛みは消えてきているが特定の場合や動作で痛みがでる場合です。

例えば、朝起きると腰が痛いが日中は気にならない。とか長時間座っていると腰が痛くなってくる。とか同じ姿勢の後に動こうとすると腰が痛いなどです。

この慢性腰痛はなかなか厄介で、しっかり対処していかないと改善は難しいです。
約60%の人が再発を経験していますし、約60%の人が腰の違和感や痛みを12ヵ月過ぎても感じているといわれています。

痛みが出てから3ヵ月以上経過している為に脳が痛みが出ている状態が普通だと認識している可能性があります。
その為、痛みを取り除くためにはしっかりしたケアが必要になってきます。

日々のストレッチや運動、整体やマッサージ、リハビリなどの中で自分でできることを継続して行う必要があります。
また腰に負担をかけない動きを意識したりすることも大切です。

しっかり対処すれば慢性腰痛は改善も可能なのであきらめる必要はありません。

個人的に腰痛は重い病気のアラームだった場合を除いて日々の生活の負担が蓄積して起こるものだと考えています。
その為、まずは痛みをなくすことが大切でその後、再発させないようにしていくこともまた大切だと思います。

これって腰痛?

私が運営している整体院で多いのが

  • ”そういえば腰がたまに痛くなるけどすぐ痛みは消える”
  • ”痛みはないけどなんだか気になる”

といった声です。

これって腰痛といえるのでしょうか?。

結論から言うと

”腰痛かどうかはわかりませんが腰が気になる時点で調子が悪い”という事です。

気になるという事は何らかの異常が出始めているという事のサインです。
今はよくてもそのままにしておくと痛みが出るかもしれません。
もしかしたら無意識に腰をかばって他の部分に異常が出るかもしれません。

だから、ちょっと気になるけれどたいしたことないで済まさずに病院やマッサージ、整体などに行ってみてくださいね。

みふくろう
腰の状態でお悩みの場合は診断はできませんがご相談にのることはできますので、お気軽にお問い合わせください。
腰痛とは
最新情報をチェックしよう!

腰の病気の最新記事8件