筋肉とは
一言で筋肉といっても身体にはいろいろな筋肉があります。
今回はそんな筋肉の基本的な知識についてお話ししていきます。
筋肉の種類
筋肉といっても実はその組織から大きく2種類に分かれます。
- 横紋筋
- 平滑筋
です。
横紋筋とは
横紋筋は身体の骨と骨をつなぐ骨格筋と心臓を作る心筋を作っています。
骨格筋はみなさんがよく知っている筋肉で一般的に筋肉を鍛えるといっているのはこの骨格筋のことを指して言っています。
この横紋筋は自分の意思で動かせる筋肉なので随意筋ともいわれます。
自分の意思で動かせるから筋肉を鍛えたりできるわけですね。
ただし、心筋に関しては自分の意思では動かせないので不随意筋といわれます。
確かに、心臓は自分の意思で動かしたり止めたりできないですよね。
平滑筋とは
平滑筋は血管や腸の壁を作る筋肉で内臓の筋肉になります。
この平滑筋は自分の意思で動かせないので心筋と同じ不随意筋になります。
血管の収縮や胃や腸の動きは普段自分で意識していなくても勝手に動いてくれますよね。
骨格筋について
さて、一般的に筋肉というと骨格筋のことを言うと思いますので、まずは骨格筋の基本的な作りから説明していきます。
骨格筋の作り
筋肉が付着している部分のうち、
- 身体の中心に近い部分
もしくは動きの小さい部分を起始 - 身体の中心から遠い部分
もしくは動きの大きい部分を停止 - 起始に近い部分の筋を筋頭
- 停止に近い部分の筋を筋尾
- 筋の中央部分を筋腹
といいます。
これが基本的な筋肉の作りです。
筋トレをするときはこの筋肉の作りを理解して自分がどの筋肉を鍛えたいのかをイメージしながら行う事が効果的です。
骨格筋の名称や種類
骨格筋の名前の付き方や種類は主に3種類に分けられます。
- 筋肉の形からついたもの
- 筋肉の動きからついたもの
- 筋肉のくっついている部分(起始と停止)からついたもの
です。
もちろん名前から想像もつかない筋肉もありますがこの3種類に分けられるものは比較的わかりやすくて覚えやすいものになります。
細かくはそれぞれの筋肉のところで説明していきますね。
ちなみに筋肉を英語でいうと”muscle“。このなかの”mus”はネズミという意味で、これは筋肉の形がネズミに似ていることからきているみたいです。